歴史から学ぶ
このところ世界史や地政学関連の本を多数読んでいる。
その中でも以下本は、世界の全体の流れや
作者が考える歴史の法則が纏まってあり勉強になった。
作者は河合塾の世界史講師である。
以下は印象に残ったポイント
・イギリス人はサイヤ人(戦闘民族)
自分達の金儲けのため、アフリカ人を植民地化、奴隷としてプランテーションで
働かせる。清にアヘンの輸出し、従わなければ戦争をしかける。
理由は金儲け。
・アメリカ人もサイヤ人
元々イギリス人が移植した同じアングロサクソ人
領地拡大のため先住民であるインディアンを虐殺、西へ西へと領土を広げ
西海岸に達したら今度は大西洋を渡り東アジアの国々を植民地化せんとする。
・民主主義は絶対正義ではない
元々アジアの国々では君主先制で栄えた。民主主義と君主制は一長一短であり
その民族に合った統一の仕方をするのが良い。
平時には民主制がうまく機能するが、非常時には独裁制のほうが機能する。
銀河英雄伝説を思い出した。
・アメリカは滅ぶ
古代ギリシャ・アテネは煽動政治家に無知な民衆が賛同し、衆愚政治となって滅びている。今のアメリカもトランプ氏が大統領となり、同じ道を辿るのではないか。
・日本は中の上あたりにいるのが良い
頂点に立つ国は滅びる。滅びないようにするにはどうするのか。
それは中の上あたりを常にキープし、頂点に立たない戦略をとれば良い
・ローマは共和制から帝政へ
ローマは二人の執政官が政治を行う共和制。だだし、元老院の同意が得られないと
執政官といえども好きなようにはできない。しかも執政官の任期は1年だけで
一度なると二度となれない。そのうち、平民の代表である護民官が置かれ
執政官も貴族と平民の代表から1名ずつとなっていく。
こうやって権力の集中を防ぎ、民衆の不満も上手く調整しながら
バランスをとった政治が行われたのが栄えた理由
しかし、そのうち元老院に対する不満からカエサルが革命を起こし帝政をしき
オクタヴィアヌスが安定政権を確立する。