精神・脳への科学的・行動的アプローチ
上記を読んでいる。とっても興味深い。
宗教的修行と洗脳が紙一重の行為であり、解脱も洗脳も、そこで起きていることは
既成の価値観の消去という点で共通。
新しい境地にたどり着くには、過酷な極限状態に追い詰め
もっともらしい知識や肩書など何の役にも立たず、赤子のように無力だと感じる
極限状態が必要。
- 作者: S.ツヴァイク,池内紀[解説],辻,関楠生,内垣啓一,大久保和郎
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2011/08/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ツヴァイクの「チェスの話」の強制収容所での扱いがこの本に記載されている
マインド・コントロールの方法とまったく一緒。
会社やちいさなコミュニティといったなかでも
知らず知らずのうちに同じようなトンネルへ入った状況になり得ることがある。
人間は社会的動物である。
社会的生き物である人間の承認欲求は、非常に強力なので、自分を認めてくれたものに対して、肯定的な感情やそれに応えたいという忠誠心を生み出す。
上記の内容は、「影響力の武器」にも重要項目として記載されている。
ビジネス書としてもベストセラーである「人を動かす」に記載されているのも、本質は同じようなこと
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
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この本、自分がトンネルに入らず、社会と交わることで凝り固まった精神状態に
なるのを予防するのに、気付きを与えてくれる可能性がある。
もっと多くの人が読んだほうが良い。